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[150325]
ドアホンTDF-Mの電源部を、改造した
玄関子機からの呼び出しで、1階(主親機)と2階(増設親機)の双方でチャイムを鳴らしたい(同報させたい)と、先般から執念深くトライしている。(勿論、“安く仕上げたい”という願いもある)
その増設親機として、異種のTDF-Mを使えないか?と考えたのだが、それの「内蔵電源」が不良で外部から、異種ACアダプタ(12V,2A)で供給したら、どうも調子が良くなかった。
(映像が暗いし、音声で映像が揺らいだりする)
そこで、別のACアダプタを買って来て、その内部モジュールだけを、内蔵電源部を取り払った跡に組み込んでみた。(失敗例のひとつ)
色々品定めをして最終的に決めたACアダプタは、小型の部類の20V,2.0A(シャープ製EA-MU01V 外形サイズ:約90x44x27mm3)で、これらを失敗分&予備分を含め、3個買って来た。(図2<クリック> 3個\1,500税込み...ちょっと余分に買い過ぎたかな?苦笑)
結果は、子機−親機の単純システムなら勿論OKだし、一応は希望通りに「2台同報」も出来るのだが、その場合のTDF-Mでの“映像が暗い”、“音声の無い時のハム音”が気になるので、このままでは実用にはし難い。...なので、もう少し考えたい。
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組み込み代用電源
電圧18V以上で超小型のACアダプタを、日本橋のジャンク店で漁り捲くり、持って行った型紙にギリギリ合うサイズのものを見付けた♪
先ず、中身を取り出すために、“殻割り”をしたのだが、これがなかなかの難物!
...カッターナイフで、割れ目に沿って何度も切れ目を入れて、ドライバの刃先が入るようになった箇所から押し広げて、バリッ!と裂いて行く手法だ。
(以前使っていた手法=金槌で叩き割る方法は、内部基板を傷めるので、やめた!)
取り出した中身(「電源モジュール」)に、異常が無いかどうかの出力電圧の確認はした!...カッターナイフやドライバの先で中身を傷付けていないとも限らないからだが。(図4<クリック>)
その後で、内蔵電源跡地に置いてみたら、サイズ的にはまぁまぁ良さそうだった。(図3)
ショート防止カバー
「電源モジュール」の絶縁処置は、裏面の半田付け面だけでよいかな?と思ったのだが、実際に結線をして、AC電源を入れてみたら、何処かでパチッと音がしたので、慌てて事後対策をした。
イヤホンが入っていた薄いプラ箱から板を切り出し、適当に折り曲げて「モジュール」の“全体カバー”にした。(図5)
こんなのを巻いたお蔭(?)で、ややサイズが大きくなった感じ!
そのため、向こう側のB管側面や手前側のスピーカと、せめぎ合っている。(図6<クリック>)
現在は、無理やり押し込んでいるが、何とか入っていて、全体では収まっているようだ。
(DC電源線の引き出し方向を、もう少し工夫すべきだったかもしれない)
同報システム
この電源を組み込んだ親機TDF-Mは、子機TDF-Wとの単純組み合わせでは、問題無く動作する。
この親機をトリガ回路(図8<クリック>)を介して、子機MK-DS/Aと親機MK-1Mのシステムに接続したら、期待していた「同報機能」は上手く働いた!(図7)
(TDF-Mの方がチャイム音の繰り返しは、やや早い。MK-1Mの方はゆったり♪)
だが、幾つか問題があった!
一つは、TDF-Mの方の映像が暗いことだ。(ま、これは我慢出来ないことは無いが)
他の一つは、親機MK-1Mは待機状態に入る時、偶に、TDF-Mの方が勝手に起動してチャイムが鳴ってしまうこと(誤報!)があって、これはちょと拙い!
更に、TDF-Mは、無声時にハム音が乗ること。
ハンドセット無しのシステムでは、離れた位置からの音声を拾うために、かなりアンプ・ゲインを上げてあって、かつ、AVC(自動音量制御)が良く効いているためだろうと思う。 ・・・ デジカメでシャッターを押した時の音程度の弱小音でも、そのハム音が抑制される“見事さ!”はあるのだが。
技術的には止むを得ない話だと思うが、“家電製品”としては、“クレーム対象”になるはず。
だから、これをシステム内に組み込んでしまうのは、ちょと難しいかな?(苦笑)
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