[2018年1月29日]
ProZ(Zゲージ・ジオラマ)を、複線化

以前、中古で買ったZゲージのジオラマ東京マルイ製 ProZ を、ある時期が来たら小さい孫息子にやるつもりで、それを今回出して動かしてみた。
だが、こいつは、「クロス・ポイント」の所で高頻度で脱線するし、2両連結だと毎回必ずだ!(苦笑)
場所がトンネルの内部になるので、車両を取り出すには、毎回、「山」を持ち上げて外すことになるし、あまり楽しい作業でもない。
あれこれ調べたり考えたりした結果、“クロス”を止めて“パラレル”にすることも出来るそうなので、在庫のある販売店をネットで探し廻って、「直線レール」を買って、付け替えた。(図1 2ライン入り2組¥1,188送料込み まだ、骨董品値段でないのが有り難い!)
電源は両方のラインに供給されているので、両方で車両を走らせることが出来る。
動力車だけなら、脱線することもなくなった。(動画1<クリック>)
これで一件落着!
...だが、このジオラマは、子供の伸張性や発展性を期待出来るものでもなさそうなので、孫息子にやることは考え直そう。
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+++ 脱線の常態化 +++

脱線が頻発する「クロス・ポイント」を観察していると、幾つかの問題点があるのが分かる。
まず、“レールの曲率”が問題で、これは大き過ぎるようだ。
それに、“車両の軽重”や“前後台車間の距離”が関係しそうだし、“車両の速度”もある。
これらがベスト・マッチした時のみ、無事に通過出来るみたい。
つまり、それ以外では、必ず脱線するわけで、結局、余裕度/許容度が小さいということ。
“脱線させないで通過させる競技”をやるには打って付けかも...でも、見えないトンネル内での脱線では、手に汗握るわけにもいかんがなぁ。(皮肉)
試しに、乗せる“錘の数”を増やして車両重量を増やしてみたが、“脱線回避”には、あまり効果は無さそうだった。(図4<クリック>)
+++ 線路の入替 +++

あれこれやってみた結果「クロス・ポイント」は諦めることにして、「直線レール」に替えることを考えた。
当初は、“食玩用ZJゲージ”のレールを試したが、これはダメだった。
次に、大阪・日本橋で、それらしい“ロクハン製(Zゲージ用)道床無し直線レール”(¥808税込み)を買ってみたが、接合部が大きく異なるので、これも“差し替え”に使えなかった。
「ProZ用直線レール」をネットで探し回った結果、幸い在庫(2018年1月現在)をお持ちの店が見付かった!「れーるぎゃらりろっこう」
それと入れ替えたら、ちゃんと並行路線に出来た!(図6<クリック>)
差し替え作業は、難しくはないが、沢山のビスを外して、レールを持ち上げて、差し替えをしないといけないのが面倒なだけだ。(図5)
余談だが、ビスを留めながら、思った。
この土台は張りぼてで/中が空洞なので、車両を走らせると、ゴロゴロと単調で大きな音が響く。
これ、(音にはうるさい方の私には)ちっとも楽しくない!
楽曲でも鳴らしながら走る工夫でもすれば、異趣を愉しめるかもしれないが、再び脱線に悩まされるかも。(苦笑)
+++ 電源の問題 +++

この中古品には、電源が付いていなかったので、手持ちの「Nゲージ用電源」を用いていたが、負荷が軽い所為か、ダンピング用の抵抗必要だった。
今回、2路線に分けたので、車両2台を同時に走らせることが出来るようになったので、それが外せるかな?と思ったが、やはりそのまま付けておいた方が良さそうだ。
抵抗を外すと、やはり“ロケット発車(!)”になる。(図7)
他方、これまで気にしていなかった、建屋内の照明(LED)は、点灯させるのに、“AC側(17V)”を使っても良いことが分かった。(図8<クリック>)
本来なら、LEDの逆耐圧は、5V前後なので、そのまま高電圧のAC(交流)を掛けると壊れる恐れがあるが、多分、逆電圧阻止用のダイオードを入れて保護してあるだろうと思っている。
いや、勝手にそう思っているだけなので、その内、壊れて、泣きを見るかも。(苦笑)
(安全を望むなら、100V,1Aくらいの整流用ダイオードを1本入れてけば済む話なんだが)
+++ 子供用の玩具か? +++

さて、これで、一応、脱線回数が大幅に減って、孫息子にやれるようになった!?
でも、こんなのを小さな子供にやって、果たして意味があるのかどうか?考え込んでしまった。
単に走らせて楽しめるのは、ほんの小一時間ほどではないか?
他にやれることといえば、お金を出して、“拡張ユニット”を繋ぐ程度か、別の車両と入れ替えて走らせるくらいが関の山だ。
その金額は、子供の小遣いでは間に合わないだろうし、親がこんなのに資金投下をするはずも無い。
子供の発達を促すには、どうも、この「ProZ」では向いていないのではないか?
(ダイソーのオモチャなら発展性はあるが、低年齢層向けのようだし)
むしろ、これは(別に惜しくはないが)、自分で色々モディファイして弄る材料に留めておこうかな、と思い直している。