PROMライタ(1890A)の操作方法を、調べた
ジャンクの「PROMライタ(MINATO ELECTRONICS Model 1890A)」の本体だけを買ったもんだから、取扱説明書も無くて四苦八苦。(図2<クリック>)
メーカ・サイトには、僅かに“親機からのデータ転送方法”だけが、公開されているのみ。(“よくあるご質問(FAQ)”=[https://www.minatoat.co.jp/ja/product/dp/faq/])
(多分、申し込めば“有償マニュアル”を販売して貰えるだろうとは思うが、先ずは、自力で!)
分かったのは、4x4キーの上2行[EDIT]〜[BLANK]、[PROG(ram)]〜[REM(ote)]が一種の“Functionキー”のようなもので、これらを先に押して、次に何を押すかによって、“設定や動作”を変えることが出来るようだ。(図1)...今、私が知りたいのは、次の4項目。
*ホスト「PC110」から、「PROMライタ」へデータを送り込む方法。
*それを「FlashMemory」に書き込む方法。
*逆に、「FlashMemory」からデータを吸い上げる方法。
*そのデータを、ホスト「PC110」へ送り出す方法。
一応、「PC110」側から「PROMライタ」側へのデータ転送などは、成功している。
しかし、未だ「PROMライタ」側から「PC110」側へのデータ転送が、ちゃんと出来ていない。
フリーの通信ソフト「AT.EXE(ATERM)」の援用も検討しながら、鋭意模索中!?
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+++ 最短手順 +++
ホスト「PC110」からデータを受け取る方法は、上記の“よくある質問”の通り。
+[EDIT]を押す
+[Format」を押して、[↑]、[↓]で「1 INTEL HEX」を選ぶ
+[ENTRY]を押して、決定
+[I/O]&[DEL]を押して、
+“Boud Rate”などを[↑]、[↓]で選び、[ENTRY]を押す
+[I/O]&[INIT]&[START]を押して、“受信モード”にする
これで、PROMライタは待機状態になる。
ホスト「PC110」で、(図3のように、)
+“mode設定”をする(mode com1:19200,n,8,2)
+“copyコマンド”で、「com1」にデータを送る準備をする(copy intel.hex com1)
+「Enter」キーで、送信開始!(図3は、送信完了時の表示)
+転送中に、“PROMライタ”側で、“カウント表示”が見える。(図4<クリック>)
+転送終了後に、「PROMライタ」側で[EDIT]&[CH]と[↑]キーで、バイト単位での“受信データ”の確認が出来る
後は、[PROG(ram)]を押して、実PROMに書き込めば良いと思う。
[PROG]による“書き込み”は、HN482764G(64Kbit)で2、3度試したが、正しく書き込めているようだ。
ROM(HN2482764G)から、内部バッファへの“読み出し[copy]も出来る。
+++ 「PC110」側と受信不調 +++
「PC110」で“RS232C”を使う為には、COM1を有効にしておかねばならない。
それには、「PC110」の立ち上がりに「F1」キーを押し続けて、「Easy Setup」に入る。
「Config」中の「Serial」で、「Serial1」を第1位に「設定変更」をした。(図5)
目下の課題は、上記のように、「PC110」側からのデータ送信は、正常に行えるのだが、未だ「PROMライタ」側からの送信を、「PC110」側で、正常に受信出来ない状態だ。
「PC110」側で、
+copyコマンド(copy com1 xxx)で、データを受ける準備をする
その後、「Enter」キーを押して、“通信”を開始した途端に、「ROMライタ」側は「00001」表示で止まってしまう。(図6<クリック>)
これ以降は、「PC110」も「PROMライタ」も、互いに、次の信号をじっと待っている風情で、どちらも“身動き”すらしない。
この状態を破るには、「PC110」側は、「Ctrl」+「Break」キーを押して停め、「PROMライタ」側は、[RESET]を押して停める。
尚、現在は、RS232Cの「ストレート・ケーブル」を使っているが、試しに、「リバース・ケーブル」を介在させてみたが、状況は変わらなかった。(プロトコルの問題か?)
+++ DOS用「AT.EXE(ATERM)」の援用 +++
上記のような“copyコマンド”では、用が足りない(役に立たない)らしい。
“通信系”に関しては、丸っ切り知識が無いので、止むを得ず、ソフト図書館サイト「Vector」で、DOS用の“通信ソフト”を探した。
3つほど試したが、いずれも不調。
4つ目の「AT.EXE(ATERM)」に可能性がありそうだった。
これを使わせて貰うと、「PROMライタ」側から送信したデータ群を、「PC110」側で受けることが出来た!(図7)
でも、1レコードが16バイト単位ではなくて、32バイト単位になっている。
当然、“チェック・サム”は16バイト単位のものと異なるから、単純比較/照合が出来ない。
このままだと、比較/照合する際に、やり難い。
(でも、何とか出来るかな?)
因みに、AT.EXE指定のプロトコルを全部変えてみたが、いずれも変わらず。(図8<クリック>)
未だ、この問題は、課題として残る。