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[150111]

SXGA 17型ディスプレイを、買った

先日から、EeeBox EB1007を整備していて、当苑には、未だに15型XGA表示の液晶ディスプレイしか無いことに気が付いた。

(如何に当苑が“周回遅れ”だとはいえ、)もうそろそろ「外付けディスプレイ」がXGAだけっていう話も無かろうと思ったので、これを廃棄組に廻し(図2<クリック>)、新たにネットオークションで、SXGA(1,280×1,024)が表示出来る17型ディスプレイGH-PMG173SV不動ジャンクを買った。(\1,103送料込み)

今回の狙いは、外形が小振りで、15型を置いていた棚に入るのが第一条件。次に、治せそうな不動品で、安価なことが二番目。でも、ネット購入だと送料は避けられないから、売主が送料に配慮してくれているのが三番目の条件だった。 ・・・ それで、このジャンクを選んだ。

(手元に届いてから、)分解して調べた結果、不動化の原因は、電源回路内の電解コンデンサの不良化だったようで、それを手持ち品と交換したら、見事に治ってしまった♪
これの仕様は、SXGA(1,280x1,024)だそうだが、どうやら、メイン機(ノートPC)と同じSXGA+(1,400x1,050)表示も可能なようなので、有り難いことだ!(図1)
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故障の発見(目視)
まず、これの分解だが、大きい上に液晶モジュール部が重たいから、“二枚下ろし”にするのに汗をかいた。
中は、「信号部」と「電源部」に別れていて、それぞれトタン板の「カバー」で覆われている。

その「カバー」を外し、「信号部基板」を目視で眺めたが、特に何も発見出来ず。

一方、「電源部基板」は、“基板の焼け焦げ部”が目に付いた。
それに、頭が膨らんでいる「電解コンデンサ」も見えた!(図3)

基板の焼け焦げの方は、基板裏の「MOS-FET(40P03GH、50T03GH)」の過大発熱に依るもののようだ。(図5<クリック>

頭の膨らんだ電解コン
基板が焦げるほど「MOS-FET」が発熱する理由は、リークやショートなどで、負荷が異常に重くなっているためで、その原因の殆どは、「電解コンデンサ」(群)のリークのようだ。

しかし、この現状は大変奇妙で興味深い...というのは、どのパーツもそれぞれの意地を張って、頑張って生き残っているからだ。多くの例では、早々と「電解コン」が破裂するか、「FET」が焼損するか、「コイル」が焼け切れるかで、終わっているのが普通だからだ。

ま、それは兎も角、「電解コン」を全部取り替えようと思ったが、生憎、手元の在庫だけでは、代替品全部は揃わない。
取り敢えず、頭の膨らんだものだけ3個を、同等品と置き換えてみた。(図5、図6<クリック>
次に不良化するとすれば、残りの1,000μF,25Vなどだろうから、それまでに用意しておけばいいだろう。
ただ、「MOS-FET」や「コイル」などが不良化すると、もう“手当て”は出来ないから、本体ごと廃棄処分にせざるを得ない。

動作の確認
電解コン」3個の入れ替えで、果たして、治ったのかどうか分からない。

運天任せで、“再組立て”をして、動作するか否か試してみた。
 ・・・ やった!成功! (図7)

メイン機(PC-VY20M/W-5)のVGA出力で、SVGA〜XGA〜SXGA〜SXGA+は、ちゃんと表示出来ることが分かった。

試しに、UXGA(1,600x1,200)にまで上げてみたら、曲がりなりにも表示は出来ている。
(液晶パネル側の)ドット数が不足なので、不完全な表示しか出来ない。(図8<クリック>
(だが、高解像度を試したい時の“急場凌ぎ”には、これでも十分だ)

17型以上は?
試験的に、メイン機(15型)での内容(図10<クリック>)を、この17型で表示させて約1mの距離で見ていると、随分、眼が休まる...ような気がする。(図9)
いっそ、表示をこの「17型ディスプレイ」に切り替えてしまうのもいいかな?と思った。

尤も、“画面サイズ”ではなくて、現視力や気分的な問題の方が大きいかもしれないし、キーボードとディスプレイの位置関係が良くなくて、一々首を振るのは難儀だが。

もし、“もっと見易い”のなら、19型や22型も試してみたい。
実は、そんな大きなディスプレイは、置き場所に困るのだが、試してみる価値はあるかも。

(こうして、当苑では、芋蔓式にやりたいことが増えて来るのであった♪ 笑 ・・・ そいや、これの発端はEB1007の購入だったなぁ)


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