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[150816]
鉄道模型-中古を、走らせて見た
子供の玩具から少しだけ、大人の趣味の方へ踏み出してみた。
買ったのは、ベーシックセットTOMIX-EX485の中古品(先の記事)で、費用は\16,300送料込みで、新品のおよそ半額のようだ(図1)。
パンタグラフの一個が外れていた以外は、何処も不具合箇所は無く、電源の接続も簡単で、電車もあっさり動いてしまった!(笑)
組み立ててみて、やはり、私のような入門者には、こうした“一式セット”が良い!と思った。
もし、(無知のまま)バラバラとジャンク・パーツで買うと、上手い組み合わせで揃えるのは至難の業だから。(図2<クリック>)
今回は初めてのことだから、各パーツなど気になった点を見ておく。
特に、ネット上でよく見掛ける2大メーカ「TOMIX」と「KATO」とでは、線路同士の接続も違うようなので、うっかり混ぜては拙いだろう。
(今回は「TOMIX」のセットから始めたのだが、実は、既に「KATO」のレール単品も買ってしまっていて、その無駄に自ら悩んでいる。苦笑)
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走行動画
駅舎を組み立て、「ポイントの操作」が入構側と出構側で、同時に行われないと、電源がショートすることに気が付いた。
幸い、このセットの(切換用)「ポイント・コントロール」には、ちゃんと両方のジャックが設けられていて、そこにそれぞれのプラグを差せば事足りるようになっていた。(ラクダー!)
それにしても、駅のプラットフォームが、自棄に長い!(図3)
電車5両を停めるには、この長さが必要なことは分かるが...
やはり、最終的な構想、都市間交通を考えるのか、それとも田舎を走る2両連結辺りを考えるかで、駅の構成も変えねばいけないだろうな。
...で、走らせて見た結果は、[動画1(wmvファイル)]の如くだった。
リレーラーと電源供給部
「線路|レール」への電源供給方法は、幾種かあるらしいが、このセットでは、図6<クリック>のような方式だ。
側面から差し込んでおくのだが、バネが効いていて不意に抜けてしまうことは無さそう。(ただし、ジャンクなレールによっては、無理をすると、金属レールが台座から剥がれることもあるので、抜き差しには注意が必要だ)
車両は、手で直接、レール上に乗せるのはなかなか難しい。
ちゃんと乗せたつもりでも、電源を入れてみると、“車輪がショート状態!”って、赤ランプが点く。(電源部も良く考えられているようで、こうしたショートにはブレーカを落として、安全性を確保しているってこと。リセットは、メインSWの入れ直しで対処だ)
やはり、車両をレール上に乗せるには「リレーラー」が不可欠のようだ。(図5の黄色板)
精密パーツ
こうした鉄道模型の精巧さには、驚かされる。
裸眼で見ていたら、「パンタグラフ」のひとつが壊れていたのだが、ルーペで見ると、単に“嵌め込み”が外れていただけ。(図7)
そこで「ヘッド・ルーペ」と「ピンセット」で嵌め込んだら直ってしまった!(図8<クリック>)
試しに、「パンタグラフ」を押してみたら、バネが効いているようで、台座そのものも微かに凹むのだが、そこまでシミュレートしているのか!と吃驚!
道理で、車両だけの新品セットでも一万円近くするわけだ!(TOMIX183系1000番台?)
だが、ちょっと待てよ?...本物なら必要機能だし、模型にしても「パンタグラフ」を実用に使うのなら“機能美”として評価出来るが、これは単なる飾りだぞ。ちょと、勿体無過ぎはしないか?
“コスト・パフォーマンス”の点からは、やや疑問を感じた!(その点、パソコンなどは、随分高パフォーマンズだと思うが)
操作部=電源部
パワーユニット(電源)は、TOMIXN-1000-CLというタイプで、電圧:0〜12V、電流:1.2Amaxらしい。(図9)
まだ開けてないので、内容は分からないが、多分、通常の直流安定化電源と変わりないだろうと思う。
「丸ツマミ」の操作で、電圧を変えられ、電車|車両の走行速度を変えることが出来る。
また、「方向スイッチ」の切換で、出力電圧の+−極性を切り換えられる。
それによって、車両の走行方向を変えるわけだ。(図10<クリック>)
「電源スイッチ」の横のLEDランプは、通常は緑で、レールのショート時などには、(保護回路が働いて)赤になる。
「ポイント・コントロール・ボックス」は、電源部の左横に直接差し込んで固定出来るようになっている。
このボックスの「差込口」は、一組だけだから、このベーシックセット専用の構成なのだろう。
ポイント切換
「ポイント・コントロール・ボックス」には、出力部が2箇所設けられている。(図11)
これは、駅への入構用と出構用の「ポイント」を同時に切り換るためだ。
(切換は、「固体マグネット」を電磁石で左は右かに引き寄せるタイプ)
実は、片方のポイントが調子が悪くて、同時に切り換らずに、直ぐレールがショート状態になり、電源部で赤が点灯することがあった。(あちこち触って直したが)
こんなことは、実際に試験走行をして出遭ってみないと、なかなか気が付き難い。
つい、電車が出る方向のポイントだけを切り換えれば済む!...くらいにしか、思わないだろうな。
それに、ポイント部の長さも、車両の台車の長さとの関係で、問題になるかもしれない。
この辺りは、結構、配線上で“難しい問題”がありそうな気がする。(図12<クリック>)
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