[090114]
A21eが、故障しましたが.
先日のEPSON機NC715の輝度アップ成功に気を良くして、少し暗いTPA21eジャンクも、明るさの改善が出来ないか、実験をしていました。(結果は、後述)
ところが、途中から、変なモールス符号“D”?(こんな音)が出始めて、立ち上がらなくなりました。
てっきり、LCD関係だ!と、表示部や本体を分解したり、不具合箇所を探し回ったのですが、分からず。
最後に、他の1台と合わせて“いいとこ取りの1台”を作ろうと、パーツを入れ替えていて、判明!
結局、内蔵LANボードの不良化が原因でした。orz (左写真)
(旧IBM/現lenovo社の保守マニュアルには、「LCDかDIMM関係」だろうと書いてあったのですが、ハズレ!)
(教訓:調べる時は、外せるものは、先ず全部外せ!)
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不具合究明.
状況は、左写真のような初期選択画面までは、出るのですが、上記のような「1長音2短音」の警告音が1回出て、後はそのままフリーズ、と云ったところ。
別途、「PC-Doctor」など検査用FDを用意しましたが、読み出しに行く前に止まってしまうため、役に立ちませんでした。
該社の保守マニュアルを紐解いてみると、システム・ボードの次は、やはり「LCDアセンブリー」らしい。(左写真<クリック>)
(勿論、メモリも疑って、あれこれ入れ替えては見ましたが、問題は無さそう)
モジュール入れ替え.
(蛍光管駆動用)インバータを弄っていた途中だけに、これはきっとインバータ系を壊したに違いない!?
しかし、オカシイ...LCD表示はちゃんと出ているので、症状をもう少し詳しく見直してみました。(でも、結局関係無かったけど)
* 表示は出るが、蓋閉じスイッチには、無反応
* 照明用LEDは、点灯せず
* 殆どのキーに無反応(キーボードも入れ替えたが同じ)
また、故障の可能性は低そうな回路構成だったのですが、一応LCD部への「中継モジュール?」を、もう一台のTPA21eから外して、付け替えてみました(左写真)...しかし、変化無し!
最後は、究明を諦めて、2台のA21eから良さそうなパーツだけを組み合わせて、1台にする事に。
で、その組み替えの終り辺りで、LANボードを交換してみて、原因がLANボードの不良化だと分かった!
(後で、内蔵LANボードを外してPC-Doctorを走らせてみたけど、当然ながらN/A!左上写真<クリック>)
不良を検出したのに、(必死の?)事後処置をしなかった“気落ち・手落ちBIOS”のお蔭で、先へ進めなくなっていたわけです。(少なくとも、FDを読むところまでは努力すべきだ!)
(まったく、“あっさり降参して、エラーにする”ってのも考えものです。こんな端末の不良くらいで、システムが動かなくなるなんて、本末転倒ではないのかなぁ?)
(苦闘の)結末.
...現在は、2台とも復活させて、1台の方は無線LAN専用にしました。v(^^;?
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輝度改善の話.
ところで、LCD表示の輝度改善の方のはどうなったか?と言うと、今回の“電流検出抵抗の低減&管電流の増加”方式では、あまり効果があるとは言い難い結果でした。
まず、調べてみると、このインバータに使われているドライバIC MP1010Eは、電流検出回路の部分が、MP1010Bとは違っているようです。(参考PDF資料)
こちらは、IC内部には整流・平滑回路が無いらしく、外部に整流用ダイオードがあって、これで半波整流(倍電圧も可能だが不接続)され、平滑されてICのIsense端子に入力されています。
電流検出抵抗として“05B”(多分、5Ω?)が付いています。(左写真<クリック>の赤丸印)
そいつに、10Ωを並列に抱かせてみたら、輝度変化はキーによる調節での1段分弱でした。
これでは、本体電源やインバータに負担を掛ける割には、効果が少ない気がする。
やはり、蛍光管が劣化している場合は、電流を増だと、リスクも増だろうと思います。
なので、このTPA21eについては、現状のままにしておきます。
TPR30の場合.
後で、もっと表示が暗いTPR30でやってみたのが、左写真。(明るさの補正はせず)
爪楊枝の先(画面右下)で、並列抵抗10Ωを“繋ぐ/繋がない”の操作しています。...評価は?...微妙!
実際にはかなり暗いので、少しでも明るい方がいいかなと思い、これは、このまま並列抵抗を入れて置こうと思ってます。
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