[121026]
壊れた古FDDの修復は、困難でした
FDが読み書き出来なくなったEPSON N5263を捨てるのが惜しくなって、何とかFDD(CITIZEN製 LR102061MN)の修復が出来ないかと、色々考えて手を打ってはみたのですが、結局はどれも成功せず。(左写真)
このマシンの同類機を2台(EPSON N5263 \1,960送料込み、ASUS L7300 \1,480送料、手数料込み)を買い足したけど、どれも同じ「FDD不良」!
(えーっ!3台ともFDD不良とは、これ如何に? 左写真<クリック>)
FDDだけに絞って、類似のものを幾つか買ってみたけど、どれも寸法が合わず!
(ただ、フレキ接続で、「動作正常」なのは、確認済み!)
また、不良FDDの内部を開けて、ベルト交換やVR廻しもやったけど、改善効果無し。
で、今回は、その話です。
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3種のFDD
始め、「FDD LR102061 MN」をネット探したら、殆ど海外での販売ばかりだし、運賃を足すと何気に高価ですね。
で、代替品探しを始めたけれど、同一サイズかどうかが分からないためそれは中断して、もっぱら写真のあるネット・オークションで探し回りました。
で、見付けた2種はPanasonic JU-2261A142FC、CITIZEN LR102061ALで、後者が一番奥行きが深い。
しかし、それらは並べて見ると、(きちんと)寸違いになってました。(左写真)
これらは、後ろと横を揃えた状態で撮影し、ターゲットはちょうど真ん中なんですがねぇ。
兎に角、それらはフレキを接続してテストすると正常に動作するので、何とか内蔵化出来ないかと頑張ったけど...どうやっても、筐体内に押し込めることが出来ませんでした。
不良FDD分解
互換性のある代替FDDの入手は(廉価では)非常に難しそうだし、それに中古だと同じ「傾向不良」に罹病しているはず!
では、一体このFDDの不良化の原因は何なんだろう?と、分解して調べてみました。(左写真&<クリック>)
ディスクを入れないと動作しないし、連続的な動作観察が難しいのですが、「主スピンドル」は一応廻っているのでしょうサラサラ音がしますし、「ヘッド」も、必要時には(ガチャと)スライドはしているようです。
しかし、データをちゃんと読み取っていませんね。あるいは、ちゃんと増幅していないか?それとも、パラレル・データに変換出来ていないのか?
ベルト交換
ネットで情報収集をしている時に、ちらっと“ベルト交換”や“市販のゴムバンド”などのお話を見掛けたので、物は験し!と「普通の輪ゴム」をベルト代わりにしてみました。(左写真)
これの交換は、ドライブ・モータのビスを外して、ベルトを入れ替えるだけなので、やれば簡単です。(左写真<クリック>)
まぁ、普通品質の輪ゴムを、「長さ」は約2倍程引き延ばして使うので、長期信頼性の点では問題があるでしょうが、「太さ」は丁度良さそうで短期的には上々です!
しかし、これは“不良化の解消”には役立たなかった。orz
かなり、期待はしたのですけどねぇ。
不良原因は?
3台とも古い年代の機械だし同じFDD故障なので、“経年変化で劣化する”と考えたら、当然「ドライブ・ベルト」か!と思ったのですが、残念ながら、3台とも輪ゴムに変えてみたけど結果は改善されず。
さりとて、ICは2個しか載っていなくて、それらIC1:三菱61838A、IC5:日立13536の劣化でもなかろうし、半固定抵抗VR1も変えてみたけど、これでもなさそう。
残るは「ヘッド」で、一応メタノールと綿棒で掃除はしたけど、「磨耗」や「劣化」については何とも分からず。orz
ただ、観察していると、読み始めに第一トラック辺りを探っている風なので、もしかしたら「ヘッドの検出感度」が落ちてしまっているのかも。
そうだとすると、(素人には)打つ手無し!
(となると、USB-FDDも使えないこれら3台は、全部、見切らねばならないってことになりそうで〜す)
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