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[二〇十六年十月十八日]
デジタル値表示LEDを、改造

自家製「バッテリ放電器」の電圧・電流表示に、「LED式デジタル電圧計、電流計」を使っているが、消耗して行くバッテリを“電源”にしている為、電圧下限近くでは“表示”が出なくなる。(図2<クリック>

これを避けるために、「デジタル電流計」の方は別電源方式も可能なので、Ni-MHバッテリを追加して、明視出来るようにした。
だが、「デジタル電圧計」の方は、生憎、2線式で別電源が使えないので、これの改修を考えた。

一旦、3線式を買ってみた(3個¥960送料込み)のだが、それが“小数点以下1桁表示”だったので、精度不足だったのと、「デジタル電流計」の表示桁数にもそぐわずで、結局、未使用。

止む無く、“小数点以下2桁表示”のままで、3線式になるように現用品を改造したら、上手く仕上がった♪(図1)

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精度の問題

Li-ionバッテリの充電時の最大電圧は、(素人的には)4.19Vで、充電中4.18Vまでは許容範囲内だろう。そして、「デジタル電圧計」の誤差も現状では±1digit(最悪でも、±2digits程度)だから、ちゃんと(デジタル値を)監視していれば、無用な過充電は避けられるだろうと思っている。

そんな狙いもあって、3線式小数点以下2桁品を買ったつもりだったのだが、送られて来た品物は下1桁品(V20D)だった。(図3下側)
これでは、精度が足りない!...単に、見栄えだけではないんだから!

説明や写真を見ただけで、てっきり「下2桁品」だろうと思って買った(3個¥960送料込み)のだが、違った!看板に偽りありだ!(図4<クリック>
後で、確認と交換を要請したら、そのタイプは扱っていないので、返品を受けるという。
品物が無いのなら仕方が無い。これは、こちらで別の用途に使うことにした。

兎に角、“思い込み”で決め撃ちしないことが肝要らしい!中華製品には、時たま嘘広告嘘ラベルが混じっているからだ。
面倒でも、事前に(販売者に)確かめるべきだ!と反省!

探したら、3線式で「下2桁品」も有るらしい?が、今と同じ形状・サイズのものは見付からなかった。

現用品の改造

以前に壊したものを調べていた時、「2線式」も一部パターンをカットして、リード線を付ければ「3線式」(電源+,−,検出S)に改造出来るはずだ!と知った。(図6<クリック>
今回、現用品を、その手法で改造してみることにした。

だが、同じパターンかどうか分からないし、カットするパターンは1箇所だけで良いか?など、確認が必要だったので、ルーペ片手に調べ捲くった。

どうやら、これも裏面(パターンが直接見える面)のVccと繋がれている1箇所を切るだけで良いことが分かった。
そこのプリント・パターンをカットし、検出側(抵抗[134])の片側にリード線(白色)を半田付けした。(図5)

確認と実用

「バッテリ放電器」に組み込む前に、確認してみたら、「検出端」を電源に繋げば“その電圧”を表示するが、外せばゼロとなった。結果、良しだ!(図8<クリック>

これを「バッテリ放電器」に組み込む際には、(「デジタル電流計」と同じように)「NiーMHバッテリ」を付加して“電圧をかさ上げした箇所”に接続した。
因みに、この嵩上げ用「Ni-MHバッテリ」は、放電テストをする時のみ電力を消費するが、通常は殆ど消費しない。(自己放電のみ)
両方の「デジタル計」の表示が暗くなって来たら、潮時を見て、これ単独で充電してやるつもりだが、既に、10時間以上使っているし、まだまだ保ちそう。

それらを確認した後ケースに組み込んで、改造終了!(現状は、図1の通り)

・・・長時間放電の試験をする為に、以前ノートPC用に溜めてあった18650バッテリ数本(青色-Panasonic製)を取り出して来たら、その内の1個が放電し切っていたので、これを充電・放電してみた。
・・・そのテスト状況は、別途、記事化予定。


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