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[2018年12月20日]
SonyTek.335ジャンクの修理 其の参


先回、SonyTek.335に残っている“トリガ不調”の方は、未だ目途が立たず。
周りの出力などから追い込んでみたら、やはり不具合箇所は、「A3 トリガ・ボード」の中らしいので、腰を入れて調べようと思っている。

先回まで、「A3ボード」に直接アクセスは出来ないと思い込んでいたのだが、実は「マニュアル」をよく読んだら、ちゃんと露出させる方法が書いてあった!
その通りにやったら、上に被さっている「A4&A5 水平&掃引ボード」は、簡単に抜き出すことが出来た。(図2<クリック>
そして、(シャーシ窓枠の)下にある「A3ボード」を覗けることが分かった。(図1)

試しに、その状態で、“対トランジスタ同士の入替”をしてみたが、改善は出来ず。
その他のICや一部の抵抗、コンデンサ類なども、出来るだけ調べたい。

不良原因が「A3 トリガ・ボード」で使われている「トンネル・ダイオード/江崎ダイオード」のような特殊部品の所為だったら大事だが、トランジスタやICやその他パーツ類なら(切って繋げば)交換は可能だろう。
幸い、上の「A4&A5 水平&掃引ボード」を外していても、「A3ボード」の各部品端子の電圧や波形はチェック出来そうなので、目下、調査・検討中。

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−−− トランジスタ入替の試み −−−

このオシロの面白い点は、トランジスタやICの装着に、ソケットが使われていて、それらを容易に抜き差しが出来ることだ。
当初は、こんなのだと長期信頼性はどうなのかな?と半信半疑だったが、考えてみれば、(良い意味でも悪い意味でも?)“天下のソニー様だ!”保証期間内に壊れることもあるまいと思う。(おっと、中古やジャンクではどうなのかは知らぬが。苦笑)
ま、今の場合、“パーツ交換で修理する”には、都合が良さそう。

もし、ペアのトランジスタのバランスが崩れていて、それが不良原因になっているなら、対のトランジスタを入れ替えてみれば、様子が変わるかもしれない。(図3)

3組の対になっているトランジスタ対を入れ替えてみた(図4<クリック>)が、殆ど変わらず、不良症状が消えず/トリガが効かない。
いや、むしろ少し悪くなったかな?

−−− IC、トンネル・ダイオードは? −−−

IC(CA3046)も簡単に外せるが、生憎、手持ちが無いので、先ほどネットで注文を出した。手に入ってから入れ替えてみよう!どうなるか、愉しみ♪(図5の手前下)
尤も、これが不具合原因なのか?否かは、不明。

奥の方に、「江崎/トンネル・ダイオード」が見えるが、これらが不良化していたら厄介だ。(図5の矢印)
こんな「異色ダイオード」は、今ではもう入手出来ないのではないかな?
もし、奇跡的に手に入ったとしても、今回のような“(汎用部品で直す)素人修理”には向かないし、面白くない。
このスペックの機種ならなら、通常のシュミット回路でも構わないような気もするが、やはりSONYだから「江崎ダイオード」を使うべし!だったのかもしれない。

これが不良化してないことを祈りながら、回路を追っ掛けてみよう!(図6<クリック>

−−− 蛇足 −−−

上のボードが外せなかった時に、隙間から「A3ボード」を覗けないか?と思って、「細径USBカメラ」を無理矢理押し込んで覗いてみた。(図7)

細径といえど7mmφもあれば、結構太くて、なかなか押し込み辛い。
それに、マニピュレータなども付いていないから、見えたとしても、何かを出来るわけではなくて、ただ見るだけ。

今回はあまり役に立たなかったが、林立している部品群の間に立っている“パーツ”表面の“名称”や“値”を(近くから)読むことが出来るので、そんな時に便利そうだ!(図8<クリック>は別の基板)


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