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[131121]

電圧ロガーを、組み立てた

改造に着手してから、その後、迷いに迷って、なかなか進まなかった「電圧ロガー」だが、「デジタル電圧計」の改造を済ませた後、やっと“本体の配線”を終えた。

迷っていたのは、至極単純な、「小基板の配置」や「配線の仕方」だけだったのだが、むしろ、“自由度”があり過ぎて?これで行こう!と決めかねていたわけ。(左写真<クリック>)
ちょうど、若者達が、自分の理想の生き方を探すんだ?って、やたら、さまよう姿に似ている!...と、思った。
例えば、「小基板」を右側に置くか、左側に置くかで、あれこれ“両方の損得”を考えてみたけど、どちらも一長一短あって、結局、大まかに絞り込んだら、それで突っ走れ! ...もし、不具合が分かれば、直ぐ“手直し|修正”すればいいってこと!(ま、簡単な話だ!)
で、作業が進んだわけ。(左上写真)

でも、配線が進み、部品を取り付け始めると、色々アイデアが浮かんで来て、あれもこれも足して、もっと便利にしたくなるのが、世の常、人の常!(笑)
電池管ラジオにも利用した「デジカメ用7.4Vバッテリ BLM-1が、これにも使えそうだと分かって、急遽、独自の充電方法を考えたりして。
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迷いと決意?!
こんな工作(物)を、“(人の)人生になぞらえる”のはどうかとも思うが、でも、“孫息子達の進み方”を併せて考えていると、“これは似ているぞ!”と思う。

先(将来)はどう展開するか分からないのだから、現時点である程度見込みを付けたら、それで突き進むのが一番良い方策だってことだ!
ぐずぐず迷っていても、何の“結果”や“成果”も出せないからだ。
(尤も、“人生”には、自分では意図的に何もせず、他人や自然による“成り行き任せ”という生き方もあるが、それだと、常に“自分の思うようにならない不平不満だけ”だろうなと思ふ)

...なんてコトを考えながら、シコシコ組み立て、配線を進めてみたら、今回は“配線間違い”は無しで完了!結構、結構!(左/上写真 まぁ、配線本数も少なかったからだが。苦笑)

一応、配線図(左上写真<クリック>)は、都度書き直して来たが、やっぱ「配線図」と「実配線」とは二人三脚だな。
(尚、配線図作成には水魚堂さんの回路図エディタBSCH3V Ver0.50を、部品図作成にはLCoを利用させて頂いた。感謝!<(_"_)> ...これも、OSがWin7,8になれば、更新が必要だろうけど、今はまだ旧版で十分間に合う!

光出力の変化確認
配線を完了してから、ケーブルを親機(メイン機を使用)のRS232C端子に接続して、以前改造・制作したソフト(プログラム:Logger.exe)で、動作状態を見た。

値の設定などは仮だが、一応、光出力などは測れそうだ。(左写真)
しかし、出力の表示値は十分とは言い難い。
最下桁の表示精度(つまり、「デジタル電圧計」の精度)は、(最悪)±5程度しか期待していないので、その桁の表示が4や6では、ちょと物足りないな。(笑)
これなどは、後で、もう少し追い込んで行くつもり。

試に、緑色光線銃の発光強度(=光出力)を記録してみたら、面白い...が、訳の分からないデータが得られた。(左/上写真<クリック> 縦線は、30秒間隔)
大きな山谷が見られるが、これは内蔵されている“制御回路の機能とダイオードの温度上下、電流の増減”などの相互作用に拠るものではないかと思う。 ...「レーザー・ダイオード」だけでは、こんな“うねり動作”はしないだろうしなぁ...

内蔵バッテリと保持容器
この「ロガー」は、RS232Cの+出力を利用して電源にしているので、電源は無しでも動作はするが、信号出力が不安定になることが多い。
だから、外部電源は不可欠だと思うが、それには、5.1〜10Vバッテリが必要だとのこと。

そこで、以前に買ってあった「デジカメ用7.4Vバッテリ BLM-1」を使った。
電圧的には、丁度好い値だが...長期保存中なので、果たして、使える状態のままかどうか? ...それに、充電端子も望ましくない箇所にあって、当苑所有の充電器は使えない。

一度は、端子に半田付けをして、リード線を引き出す事を考えたが、(アイデアが閃いて、)元のパッケージを利用して保持容器を作ってみた。(左写真<クリック>)
接触端子には、廃物利用で、弾力性のある金属板を細長く切って、万能基板の端切れに半田付けで留めた。このプラ・パッケージは、ヘナヘナだけど丁度いい大きさなので、端子同士の接触は悪くなさそう♪

バッテリ充電と充電ログ
「バッテリ」以外に、「外部ACアダプタ」を付ける事は決めていたが、“供給電圧”の選定で迷った。充電を考えるなら、丁度7V辺りの供給電圧のものがあればいいのだが、そんなに都合の良いものは、(当苑ジャンク箱内には、)見当たらない。

そこで、PC110用の小型10.5Vアダプタを使うことにしたが、これだと電圧が高過ぎる。
でも、赤色LEDを2個直列にして入れたら、約3V程電圧を下げられた。(左写真)
よし、これで行こう!

その充電状況を、この「ロガー自身」で採ってみた。(左写真<クリック>)
刻み縦線は、広い方が1秒間隔、(途中から変えた)狭い方が30秒間隔。
今後、こうしたログ・データから、バッテリの寿命推測が出来ないか?などを考えたい。

さて、これで、「ロガー」はちゃんと働くことが確認出来た♪...次は、もう少し細かな修正や改良をして行こう♪

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