[二〇一六年六月十一日]
ギター・アンプを、買った
小型補聴器を買った今となっては、無用の長物と化したアンプのひとつなのだが、正常に働くので即座に捨てるわけにも行かず、一応記録だけしておく。(図1右側)
当初は、小型のアンプが欲しかったので、闇雲に「ジャンク品」を探し回った。
その内、「ギター・アンプ」に、結構小型のものがあるようだと分かって、それを集中的に探した結果、BELCAT製LOUISアンプを落札・入手した。(¥801送料込み)
動作は正常だったが、電源が9V電池(006P)では、ハイパワーで長時間の使用は覚束無いなぁと気になった。
この「ギター・アンプ」は、主に「イヤホン」で聞きながら練習する場合に使うのではないかな?
それに、「電源スイッチ」が予想外の方式なので、面食らってしまった!
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分解と内容物
本体は、スピーカ内蔵の音響装置なのに、自棄に軽い造りだ。ということは、やはり「イヤホン」主体になるのだろう。
そう思いながら、ビス4本を外して中を覗いてみた。(図4<クリック>)
中は、すっからかんの空細工♪(ん?空財布だっけ?笑)
このアンプの主役は、「TDA7235」というオーディオ・アンプらしい。
その他は、電源フィルタ用やトーンコントロール用のC・R群なんだろうな。
この主基板の裏側は、VR群が接しているので、部品は殆ど乗っていない。
電源スイッチ?
これの「電源スイッチ」を探したのだが、何処にも見当たらない。
通常は、音量VRに付いていて、絞りきった所で電源が切れるタイプを使うのが普通なのだが、それが無い!?
もしや?と思い「INPUT」へプラグを差し込んでみると、電源が入った!(図5)
こちらの世界では、こんな方式を使っているのか?!と、少し奇妙な感じがしたのだが、これが典型例でもないみたいで、SW付きVRを使うタイプの「ギターアンプ」もあるようだ。
(今は必要無いが、いざとなれば改造してしまえば、こんなのはどうにでもなるが)
電源のこと
この電源は2WAYで、「電池006P」か「ACアダプタ9V」で働かせるようだ。(図7)
説明書が無いので、仕様は分からないが、「オーディオ・アンプIC」の特性では最大出力1・5Wだそうだから、大音量でもせいぜい1W程度の出力だろう。
でも、そんな出力を出せば、電池が、直ぐにへばってしまうと思うが。(苦笑)
やはり、「イヤホン」で、耳が壊れない程度で、静かに聴きながら練習するためのもののようだ。
測っていないから分からないが、電圧増幅度は最大80倍(38db)程度ではないかな。
このアンプ、当面使う宛ては無くなったが、多分何かの役に立つだろうから、保存しておこうと思う。