[080714]

大正琴を、買いました

先日、最低一芸でもという話を書きましたが、自分には何が出来るかな?と考えて、そういえば、昔吹いていた単音ハーモニカ/ハモニカの事を思い出しました。(左写真<クリック>)
でも今はもう、これにはあまり興が乗らなくなった。(直接呼吸の強弱/振えが聴こえるのは、なぜかあまり心地好くは感じなくなったもんで)
また、他の鍵盤楽器などは、指使いが難しいので、とてもとても!
弦楽器や金管楽器は、昔から憧れてはいたのですが、もうバイオリンやトランペット、クラリネットなどは近所迷惑だし、息も続かず。さりとて、ギターやウクレレなどは、興味浅し。(--;?
ところが、ネット・オークションを眺めていて、偶々「大正琴」のジャンク品に眼が留まりました。

この「大正琴」については、以前から、山崎バニラ嬢(ご当人サイト:Vanilla Quest)が『活弁』に使って居られたので見知っていたのですが、どうせ高額だろうし私には上手く扱えないだろうと、殆ど気にも留めていなかった。

でも、この「大正琴」ジャンク(K300の方)は、送料を足してもたったの千円だったもんで、“ものは、ためし!”と、思わずポチッとな♪(総費用\1,000送料込み 左上写真の下側)
更に、その後で極安値(5円)で出品されていたものを見掛けたので、ついでにそれもポチリ!(総費用\1,265送料込みで、殆ど送料分 左上写真の上側)

少し掻き鳴らしてみたのですが、大正時代にはおもちゃ扱いだったらしいけど、今のオモチャの電子楽器よりは澄んだいい音が出ます♪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
弦不調の修正
K300の方は、しっかりしたハードケースに入っていたのですが、どうやら問題があって放出されたようです。
それは、第1弦を“開放”で弾くと、ヘンな音が出て、どうやっても調律が出来ない!?
でも、どれか一つレバーを押せば、ほぼ正常な音は出せるんですが。(左写真)

こんな楽器にはまったくのド素人なので、皆目意味が分からず!
しかし、“単純楽器”で音がちゃんと出ないのは、扱いがムツカシイ!?
(もう一台の方は正常なので、)こいつは、速攻で「廃棄処分」にするつもりでした。

でも、考えてみると、構造的には至極簡単だし、こんなものを直せないのは恥だ!と、修理屋魂に火がついた。(笑)...で、あちこち調べてみた。(左写真<クリック>)
じっくり眺めていたら、どうやら第1弦開放時に、上のレバーのどれか/何処かに触っているらしいことが分かりました。(んなら、音が狂うはなぁ!これは、経年変化か、あるいはうっかり上板を押さえ過ぎたせいでしょう)

調弦器で
そこで、レバーの上のカバーを、強引に上に引き上げるようにして(弦とレバーの)隙間を広げてみたら...うん!どうやら直ったようです♪
(ヘンな音は出なくなったし、「弦巻き」の巻締め/緩めでの調弦も可能になった)

同梱されていた「調弦器」を使って、第1,2,3弦および第4弦を調律。(左写真)

 ・・・ んー、1,2,3弦共同じ太さだしなぁ。調弦器(左写真<クリック>)を使って、これらを、同じ音程に合わせる意味が良く分かりませんですが〜。まいいか!

一応合わせた後、掻き鳴らしてみると、おっ!響きがあって、なかなかいい音が出ます♪
(尤も、いい音かどうかは、弾き方や聞く耳にもよるでしょうし、この楽器をどんな場面で用いるかにも関係しますがね。自分で愉しむ分には、いい!)

日本古歌と楽譜
ピアノなどをやって居れば、指使いはそれほど難しくはないのでしょうが、正しい指使いを習う気も薄いし、親指もかなり短いので、押さえ方は無茶苦茶...でも、一応、「♯や♭」みたいなへんな記号が付かない曲なら何とか鳴らせそう!(含笑)

ネットで、日本の古曲の楽譜を探して来て、数曲コピーを作りました。(左写真)
楽譜は、オカリナ向きサイト「おとタマ」さん処で頂きました。感謝!<(_"_)> (左写真<クリック>)

それを見ながら、多少なりとも聴けるように弾ければいいが...と、ここ数日、数回ずつポツリポツリと弾いてみてます。
(これは電子楽器のように、イヤホンを利用して無音で弾くことが出来ないので、騒音私害だ!って、ご近所から苦情が来ないように、静か〜に弾きましょう。笑)

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ